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VOICE TRAINING INFORMATION― ボイトレ情報 ―

【動画】声門閉鎖をしてスカスカ声を改善!

2022/11/12
今回は声帯の閉鎖についてご説明していきます。

声を出した時に、ガサガサ、カサカサしていたり
張りがなくスカスカになっている音色だったり
というような事はないでしょうか。


これは主に声帯の閉鎖がちゃんと出来ていない時に
出る音色です。

よく声門閉鎖声帯閉鎖と言われるものです。



声帯とは一対のひだ状のものですが 
これがピッタリとバランスよく
閉じている時はきれいな張りのある
声がでます。

この張りのある声は
声帯が効率良く振動しているため
息漏れが少なく、長く声を伸ばす事ができたり
疲れにくい等のメリットがあります。


逆に声門閉鎖が上手く出来ていないと
空気が沢山漏れて声を長く伸ばせなかったり
喉の不必要な場所に力みが生じて
苦しそうな声
になってしまう事もあります。


またこの息が漏れている事によって
喉の粘膜が乾きやすくなってしまったり
閉鎖のバランスが悪いために
声帯が部分的に強く擦り合わされ
炎症やトラブルを起こしやすくなったりもします。


これだけを見ると声帯が閉鎖出来ないのはダメ
という印象になってしまいますが

実際は効果的に声帯の閉鎖をゆるめた
ウィスパーボイスと言われる音色を
持ち味としたシンガーも沢山るので
表現として使う事分には
悪いことばかりではありません



ただその場合でも声帯にトラブルをおこさないよう
使い方の工夫やケアは必要になるでしょう。



さてここから先は
ではどんなボイトレをしていけば
程よく閉鎖出来、
張りのある声を出していけるのか
について解説していきます。


声帯閉鎖の弱さを改善していくトレーニングには
特定の子音を使っていく事が多いです。


主には有声といわれる
発音する時に声帯が振動している子音
を使う事が多いです。

その中でも「」や「」「
等を使います。


これらは一瞬息をせき止めてから勢いをつけて発音するため出しやすさがあったり
声門に対して上からの圧力が加わる事で
声帯が効率良く振動しやすい状態を作る事ができます。


ただそれでも感覚が掴みづらかったり
力みが抜けずに喉が閉まったままコントロールが出来ない
という方は
Hey」を使ってみて下さい。

この言葉は「H」の子音なので喉を開いたままの状態でキープしやす力みにくい。

そして息のスピード、勢いもつけやすく閉鎖がしやすい言葉です。


音の高さを決めてしまうとそこに意識が向き
やり辛くなる事があるので
音の高さは自由に
出しやすい高さで発声をしてみて下さい。

慣れてきたら高くしたり低くしたりと
色々な高さで発声をして
それも問題なければ

母音の「え」だけにしてみたりと
少しずつ他の子音や母音でも出せるように
トレーニングして見て下さい。



 


それぞれの子音や言葉に実際の声の症状や個人差で
合う合わないがありますので
上手くいかないと思う方は
ボイストレーナーに聞いてみて下さい。

実際の声などは動画からチェックをして見て下さい。









詳しくはこちら↓↓
ADDRESS
東京都港区港南2-2-13 清水ビル3F
ACCESS

品川駅港南口 徒歩1分
【品川駅】JR在来線改札を出て、
東西自由通路を港南口に進みます。

通路を通り抜けるとエスカレータがあり、
そこから降りると駅前広場に着きます。

その先正面に見える【吉野家】【やきとり鳥一】の
右脇にある道に入ります。

20mほど進むと、左側にある一階に丼ぶり屋【幸丼】が
入っている清水ビルの3階です。