【動画】息を沢山吸う腹式呼吸は間違っている??
2022/12/03
今回は
歌う時に息を吸いすぎてませんか?
という動画にコメントを頂きましたので
そのコメントへのお答えと解説を書いていきます。
コメントの内容としては
私も地声自体は高いが
数年前にとあるボイストレーニングの
スクールに通っていて
腹式呼吸でとにかく息を吸って
という指導をされ
そうトレーニングしているうちに
歌声自体も逆に低くなってしまった。
息の吸いすぎで声が低くなるというのは
実際あると思うか。
どのくらいの息を吸えばいいのか。
というような内容でした。
息はどれくらいしっかりと吸おうとして
空気を入れればいいのか。
深く考えてしまうとわからなくなりますよね。
皆さん歌にかかわらず
普段の自発呼吸の中でどれほど呼吸に
意識を向けているでしょうか?
日常生活の中でと考えると
ほとんど無意識に呼吸していますよね。
もし意識をするとしても
どちらかといえば息を吐く
という方に意識を向ける方が多いかと思います。
では何故歌になった途端に
吸う事が大事だ!
という考えになるのでしょうか。
トレーナーの中には吸えなきゃ歌えないから
ひたすらブレスで吸う練習をするという方もいます。
一般的にも同じように吸えなきゃ声が続かないから吸わなきゃいけない!
そう思ったりもされるからなのでしょう。
確かに肺に空気がちょっとも入っていなければ
次の歌フレーズを歌い切るのは難しいでしょう。
ですが空気をパンパンに入れても
とても苦しくなってしまい
声が出しづらくなるのです。
肺とは力が入っていない自然な状態でも
ワンフレーズ歌うに十分なくらいには空気が入っています。
そこからさらに息を吸って歌おうとすると
必要以上に肺が膨らみ、
もとの形に戻ろうとする力が働きます。
そうなると栓をするように喉を締めて
空気が漏れでないよう力が入ります。
この力んだ状態から発声をすれば
当然力んだ歌になり高い声も出しづらかったり
疲れやすくなってしまいますよね。
他に少し多めに吸っても喉でなく腹圧を使い
広がった肺の形を保つという方法であれば
喉に力が入らない場合もありますが、
それでも全力で出来る限り息を吸った場合には
やはり良い発声で歌い始めるのは非常に難しいでしょう。
ですので歌う時には力を入れない本来の
肺の容量から歌い始めて
フレーズ間のブレスも使った分だけが
戻って来るといった呼吸方法が
いいと思います。
中にはシャウトであったり、
とても長いロングトーンであったりと
ジャンルや曲によってピンポイントでより多くの空気を必要とする時もありますが
それも多くは部分的です。
基本は不必要な力は入れずにスポイトやスポンジのように
押して変形した形から元の形に戻る
という動きをイメージしながら
ブレスのトレーニングをしてみて下さい。
詳しくはこちら↓↓
歌う時に息を吸いすぎてませんか?
という動画にコメントを頂きましたので
そのコメントへのお答えと解説を書いていきます。
コメントの内容としては
私も地声自体は高いが
数年前にとあるボイストレーニングの
スクールに通っていて
腹式呼吸でとにかく息を吸って
という指導をされ
そうトレーニングしているうちに
歌声自体も逆に低くなってしまった。
息の吸いすぎで声が低くなるというのは
実際あると思うか。
どのくらいの息を吸えばいいのか。
というような内容でした。
息はどれくらいしっかりと吸おうとして
空気を入れればいいのか。
深く考えてしまうとわからなくなりますよね。
皆さん歌にかかわらず
普段の自発呼吸の中でどれほど呼吸に
意識を向けているでしょうか?
日常生活の中でと考えると
ほとんど無意識に呼吸していますよね。
もし意識をするとしても
どちらかといえば息を吐く
という方に意識を向ける方が多いかと思います。
では何故歌になった途端に
吸う事が大事だ!
という考えになるのでしょうか。
トレーナーの中には吸えなきゃ歌えないから
ひたすらブレスで吸う練習をするという方もいます。
一般的にも同じように吸えなきゃ声が続かないから吸わなきゃいけない!
そう思ったりもされるからなのでしょう。
確かに肺に空気がちょっとも入っていなければ
次の歌フレーズを歌い切るのは難しいでしょう。
ですが空気をパンパンに入れても
とても苦しくなってしまい
声が出しづらくなるのです。
肺とは力が入っていない自然な状態でも
ワンフレーズ歌うに十分なくらいには空気が入っています。
そこからさらに息を吸って歌おうとすると
必要以上に肺が膨らみ、
もとの形に戻ろうとする力が働きます。
そうなると栓をするように喉を締めて
空気が漏れでないよう力が入ります。
この力んだ状態から発声をすれば
当然力んだ歌になり高い声も出しづらかったり
疲れやすくなってしまいますよね。
他に少し多めに吸っても喉でなく腹圧を使い
広がった肺の形を保つという方法であれば
喉に力が入らない場合もありますが、
それでも全力で出来る限り息を吸った場合には
やはり良い発声で歌い始めるのは非常に難しいでしょう。
ですので歌う時には力を入れない本来の
肺の容量から歌い始めて
フレーズ間のブレスも使った分だけが
戻って来るといった呼吸方法が
いいと思います。
中にはシャウトであったり、
とても長いロングトーンであったりと
ジャンルや曲によってピンポイントでより多くの空気を必要とする時もありますが
それも多くは部分的です。
基本は不必要な力は入れずにスポイトやスポンジのように
押して変形した形から元の形に戻る
という動きをイメージしながら
ブレスのトレーニングをしてみて下さい。
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