ボイストレーニングの方法や、滑舌・話し方に関するお役立ち情報をお届けします

絶対音感は必要か！
音楽に関わった事がある方なら一度は
そんな考えがよぎったことが
あるのではないでしょうか。



そもそも絶対音感とはどんな音を聴いても
その音がドなのかファなのか、
なんの音なのかというのが
音名として正確にわかる。

といった音感の事を言います。



音楽をやっていると
しばしばこの絶対音感は必要か、
役立つのかという話題になる事がありますね。



ただ残念ながこの絶対音感
あるからといって歌が上手い、楽器が上手いとは限らない物なのです。


なぜなら今この音を出すんだ、
いまこの音が鳴っているんだ

とわかっているのと

実際にその音を声で出せる
というのはまた別の技術だからです。




絶対音感はとても素晴らしい物でもありますが、
かえって絶対音感があるが故に
起きるトラブルも数多くあったりします。

それこそ出したい音がわかっているのに
今自分の出している音が
その音にならないのが気持ち悪い
という事もあれば

440Hzの絶対音感でギターをでチューニングしていたものの、
指定が442Hzであったためわからなくなってしまった

平均律に対応できても
純正律には対応し辛い等

便利でないことも多いようです。




また音大卒の
歌手やボイストレーナーはもっている方も多く

その方が指導にまわった際には
生徒にも絶対音感をつけてもらえるような
指導内容を取り入れる事もあるようですが

どうやら絶対音感は
2〜6才の神経細胞が増えていくタイミングで
音を覚えるトレーニングをしていくことで
身に付く場合があると言われているため

実際は大人になってから身に付けるのは
少し難しいのかもしれませんね。



結論が遅くなりましたが
絶対音感は必要な物ではありませんので、
なくても問題はありません！


ただ音感、というもの自体はあった方が
何かといいとは思いますので
是非相対音感という物を身に付けてみて下さい！


相対音感とは基準の音があれば
そこからほぼズレることなく
音階の度数がわかるというようなものです。

例えば最初にこれはドの音です。
と音を聞かせてもらってから

ではラの音を出して下さい。

と言われれば
基準の音からラの音を導き出して発声することが出来る。

という事ですね。


この相対音感があれば
カラオケのキーが変わったとしても
自分の出すべき音が見つかれば
すぐ高さを合わせて歌うことが出来たり、

誰かの歌にハモる事が出来たりと
絶対音感がなくとも困る事はありません。

この相対音感は大人になってからでも
トレーニングでゆっくり身につけて行く事も可能ですので
是非チャレンジしてみて下さい！










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