ボイストレーニングの方法や、滑舌・話し方に関するお役立ち情報をお届けします

高い声が出ない5つの理由

VIZボイストレーニングでは体験レッスンに来てくださった方には、
ほぼほぼ半音か全音高い音を出せるようになって帰っていきます。

高い声が出ないというのは人それぞれ理由があり、
それには「5つの理由」があります。

それを声を聴いて判断をし、
一番即効性のある部分に処置をして
結果体験レッスンの間に高い音が伸びるということをしています。

明らかに悪い部分というのは、
その場で直ったりすることもあります。

この5つの理由とは以下の5つです。

①ベロ（舌）に力が入っている
②喉に力が入っている
③呼気圧（息を吐く力）が弱い
④共鳴空間が適正に開いていない
⑤声帯自体が硬くて伸縮性がない

この5つ目の理由の場合は、
声帯自体を繰り返し伸縮させる反復練習が必要になるので
即効でよくはなりません。

ただそれ以外の4つのところに原因がある場合は、
すぐに良くなる可能性があります。

そして2つ目の喉に力が入る場合は、
様々な原因があるのでさらに細分化して診ていかなくてはなりません。

・姿勢が悪い
・呼吸の仕方が悪い（胸式呼吸など）
・口の開け方が悪い
・重心の置き方が悪い
・元々声を出すこと自体力んでしまう

などなどです。

ベロに力が入る方で高い音を出した時に、
ベロが宙に浮くほど力が入る方もいます。

その場合はしベロの力を取るようなエクササイズをしたりします。

呼気圧が弱い場合は即効でよくなる場合と、
そうじゃない場合がありますね。

共鳴空間が開いていないというのが一番よくなりやすいです。
高い音を出す時に必要な空間というのがあって、
それを教えてあげると伸びる人は3〜4つほど伸びる方もいます。

もちろん上記の5つ全てが悪いという方もたくさんいます。

よく高い声を出すために毎日筋トレをしていますという方や、
高い声を出すために腕を上に上げて発声していますという方がいますが、
高い声を出すというのはそんなに単純なものではありません。

最初に書いた通り原因というのは人それぞれ違います。
なのでYouTubeや本などである、
「高い声はこう出す！」などのものが当てはまるとは限りません。

歌を歌うという行為は音域によっては喉から上が力みやすいです。
その力みというものを色々な角度から診て、
あの手この手で試行錯誤しながら取っていくのがボイトレです。

つまり高い声が出ない原因を特定して、
原因を取り除くようなトレーニングをすれば高い声は出るようになります。

トレーナーというのはこの5つの理由を、
声を聴いて分類して一番即効性のあるものを処方して、
その場で高い声が出るようになるというのを体感していただいています。

是非ボイトレでこの5つの理由を把握して、
できない部分を一つ一つ取り除いていって、
より高い声が出るようになっていただけたらなと思っております。

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