【動画】喉頭を下げて高い音は出せるのか?
2022/01/15
喉頭(喉仏)を下げて高い音は出せるのか?
よくボイトレの中でトレーナーが、
「高音を出す時は喉仏を下げましょう!」と言っているのを聞きます。
果たしてそれは可能なのでしょうか。
結論から申し上げるとほぼ不可能に近いです。
ではなぜ喉仏を下げましょうと教えるトレーナーが多いのでしょうか。
それは声がどうやって出ているのかを詳しく理解すればわかります。
声というのはまず初めに呼吸から始まります。
息を吸って息を吐く。
その吐いた息が声帯に当たり、喉頭原音という振動を声帯で作り出します。
その喉頭原音が声道(声の通り道)で共鳴され、
声となって口から出ていきます。
そして人間には主に3つの共鳴腔(共鳴する部分)があると言われています。
声帯のすぐ上にあり一番初めに響く「咽頭腔」、
そして口の中の「口腔」、
鼻の奥の「鼻腔」の3つです。
この中の「咽頭腔」という部分が関係していると思われます。
響きのある声というのは基本的にはいい声とされることが多いです。
(響けば響くほど良いということではありません)
なので基本的にはこの3つの共鳴腔を響かせたいということになります。
喉仏が上がってしまうとこの咽頭腔という部分が狭くなります。
狭くなるということは響かなくなるということです。
響きのない声というのは
一般的には聞きづらい声になる可能性もありますし、
響かないことで声量も出づらく
その影響で過度に息を吐く力をかけてしまいます。
そうすると声帯に負担がかかり喉を痛めてしまう原因にもなります。
こういった理論から
喉仏を下げて高音を出しましょうと言うトレーナーがいるのですが、
これはあくまで理論上の話であって、
喉仏を下げて綺麗な高音を実際に出しているトレーナーは
見たことがありません。
実際は「上がりすぎてしまうのをできるだけ防ぐ」
という感覚の方が正しいです。
喉頭の下から胸にかけて「胸骨舌骨筋」という筋肉があって、
胸を張ることでその筋肉が働き、
喉頭が上がりすぎてしまうのを防いでくれます。
そうすれば最低限の空間を保った咽頭腔を確保できるので、
響きを必要以上に損わない高音を出せるということになります。
そもそも高音というのは身体の上(顔の上の方)が響くものなので、
咽頭腔自体は最低限の空間を保てていれば大丈夫です。
声は響きが大切という概念から、
共鳴腔は広ければ広い方がいいに決まっているという決めつけをしてしまい、
低音から高音にかけて同じように共鳴腔を使おうとしてしまうと、
結果的に高音が出づらくなってしまうので、
音域に合った適切な共鳴腔の使い方を覚えましょう。
詳しくはこちら↓↓
よくボイトレの中でトレーナーが、
「高音を出す時は喉仏を下げましょう!」と言っているのを聞きます。
果たしてそれは可能なのでしょうか。
結論から申し上げるとほぼ不可能に近いです。
ではなぜ喉仏を下げましょうと教えるトレーナーが多いのでしょうか。
それは声がどうやって出ているのかを詳しく理解すればわかります。
声というのはまず初めに呼吸から始まります。
息を吸って息を吐く。
その吐いた息が声帯に当たり、喉頭原音という振動を声帯で作り出します。
その喉頭原音が声道(声の通り道)で共鳴され、
声となって口から出ていきます。
そして人間には主に3つの共鳴腔(共鳴する部分)があると言われています。
声帯のすぐ上にあり一番初めに響く「咽頭腔」、
そして口の中の「口腔」、
鼻の奥の「鼻腔」の3つです。
この中の「咽頭腔」という部分が関係していると思われます。
響きのある声というのは基本的にはいい声とされることが多いです。
(響けば響くほど良いということではありません)
なので基本的にはこの3つの共鳴腔を響かせたいということになります。
喉仏が上がってしまうとこの咽頭腔という部分が狭くなります。
狭くなるということは響かなくなるということです。
響きのない声というのは
一般的には聞きづらい声になる可能性もありますし、
響かないことで声量も出づらく
その影響で過度に息を吐く力をかけてしまいます。
そうすると声帯に負担がかかり喉を痛めてしまう原因にもなります。
こういった理論から
喉仏を下げて高音を出しましょうと言うトレーナーがいるのですが、
これはあくまで理論上の話であって、
喉仏を下げて綺麗な高音を実際に出しているトレーナーは
見たことがありません。
実際は「上がりすぎてしまうのをできるだけ防ぐ」
という感覚の方が正しいです。
喉頭の下から胸にかけて「胸骨舌骨筋」という筋肉があって、
胸を張ることでその筋肉が働き、
喉頭が上がりすぎてしまうのを防いでくれます。
そうすれば最低限の空間を保った咽頭腔を確保できるので、
響きを必要以上に損わない高音を出せるということになります。
そもそも高音というのは身体の上(顔の上の方)が響くものなので、
咽頭腔自体は最低限の空間を保てていれば大丈夫です。
声は響きが大切という概念から、
共鳴腔は広ければ広い方がいいに決まっているという決めつけをしてしまい、
低音から高音にかけて同じように共鳴腔を使おうとしてしまうと、
結果的に高音が出づらくなってしまうので、
音域に合った適切な共鳴腔の使い方を覚えましょう。
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