【動画】「あ・い・え」の母音を太く出す方法
2021/11/06
母音の発声を太く出す方法
日本語というのは5つの母音から構成されています。
そしてその母音の独特な響きにより、
母音によって響きが変わりすぎてしまい、
声が細く出てしまうこともあります。
母音の響きが変わりすぎてしまうと、
歌の中での声の不安定感に繋がってしまい、
聴いてる方に上手い印象を与えられません。
つまり歌の中で母音の響きを太く揃えることが大切になってきます。
そして太く出すためには口の中の共鳴空間を広くすることがまずは大事です。
今回はその中でも細く出やすい「ア、エ、イ」に焦点を絞って説明していきます。
そもそも前提として、それぞれの母音には人によって得意不得意があります。
なのでまずは自分の得意な母音、不得意な母音というのを
日々のボイトレの中で把握していきましょう。
①ア
アというのは口を一番大きく開けられる発音のため、
一見太く出せそうな発音ですが、
中にはかなり細くなってしまう方もたくさんいます。
その方々の特徴として多いのが「ハッキリと発音しすぎている」ということです。
アという発音をハッキリしすぎてしまうと、まず下顎が下がりすぎます。
そして下顎が下がることによって、
顎周りから喉までにかけてとても力が入ってしまいます。
その部分に力が入ってしまうと、
声帯のすぐ上にある共鳴空間が狭くなってしまい、
結果として細く出やすくなります。
これを回避するには、
「オのようにアを出す」というイメージでやるとやりやすいと思います。
オとアの中間音のような感覚です。
②エ
エに関してもほぼアと同様に、
ハッキリと発音しすぎることで共鳴空間が狭くなり細くなってしまいます。
アよりも口を開けない分細くなりやすく、
舌自体も上に上がりやすいです。
そのために喉奥だけでなく口腔内も狭くなりやすくなります。
なので上記のようなアとエの中間音のような感覚で出すのが良いでしょう。
③イ
この発音は母音の中でもかなり細く出やすい発音です。
一番口が開かずに、さらには口の中も狭くなりがちです。
そしてこれもアとエとほぼ一緒なのですが、
イとハッキリ発音しすぎることで、
必要以上に口自体が横に広がってしまい、
余計なところが力みます。
ただでさえ狭くなりやすい発音の上に、
このような口の開き方をしてしまうとかなり細くなってしまいます。
なのでエとイの中間音のように出すのが良いでしょう。
以上が声が細くならずに母音を出す方法です。
このような発音で出そうとすると歌の滑舌が悪くなってしまうのではないかと
思う方もいると思いますが、
歌う時に母音を必要以上にハッキリ言いすぎてしまうと、
逆にカッコ悪い歌声になってしまいます。
もちろんあまりにも響きを重視しすぎて、
全く発音できていないのもNGです。
つまり太い声を出せるくらいの空間を維持しつつ、
母音が最低限区別できるくらいの発音で発声するのがベストです。
以上のことを踏まえて、
日々のボイトレの中で母音の得意不得意をなくしていきましょう。
詳しくはこちら↓↓
日本語というのは5つの母音から構成されています。
そしてその母音の独特な響きにより、
母音によって響きが変わりすぎてしまい、
声が細く出てしまうこともあります。
母音の響きが変わりすぎてしまうと、
歌の中での声の不安定感に繋がってしまい、
聴いてる方に上手い印象を与えられません。
つまり歌の中で母音の響きを太く揃えることが大切になってきます。
そして太く出すためには口の中の共鳴空間を広くすることがまずは大事です。
今回はその中でも細く出やすい「ア、エ、イ」に焦点を絞って説明していきます。
そもそも前提として、それぞれの母音には人によって得意不得意があります。
なのでまずは自分の得意な母音、不得意な母音というのを
日々のボイトレの中で把握していきましょう。
①ア
アというのは口を一番大きく開けられる発音のため、
一見太く出せそうな発音ですが、
中にはかなり細くなってしまう方もたくさんいます。
その方々の特徴として多いのが「ハッキリと発音しすぎている」ということです。
アという発音をハッキリしすぎてしまうと、まず下顎が下がりすぎます。
そして下顎が下がることによって、
顎周りから喉までにかけてとても力が入ってしまいます。
その部分に力が入ってしまうと、
声帯のすぐ上にある共鳴空間が狭くなってしまい、
結果として細く出やすくなります。
これを回避するには、
「オのようにアを出す」というイメージでやるとやりやすいと思います。
オとアの中間音のような感覚です。
②エ
エに関してもほぼアと同様に、
ハッキリと発音しすぎることで共鳴空間が狭くなり細くなってしまいます。
アよりも口を開けない分細くなりやすく、
舌自体も上に上がりやすいです。
そのために喉奥だけでなく口腔内も狭くなりやすくなります。
なので上記のようなアとエの中間音のような感覚で出すのが良いでしょう。
③イ
この発音は母音の中でもかなり細く出やすい発音です。
一番口が開かずに、さらには口の中も狭くなりがちです。
そしてこれもアとエとほぼ一緒なのですが、
イとハッキリ発音しすぎることで、
必要以上に口自体が横に広がってしまい、
余計なところが力みます。
ただでさえ狭くなりやすい発音の上に、
このような口の開き方をしてしまうとかなり細くなってしまいます。
なのでエとイの中間音のように出すのが良いでしょう。
以上が声が細くならずに母音を出す方法です。
このような発音で出そうとすると歌の滑舌が悪くなってしまうのではないかと
思う方もいると思いますが、
歌う時に母音を必要以上にハッキリ言いすぎてしまうと、
逆にカッコ悪い歌声になってしまいます。
もちろんあまりにも響きを重視しすぎて、
全く発音できていないのもNGです。
つまり太い声を出せるくらいの空間を維持しつつ、
母音が最低限区別できるくらいの発音で発声するのがベストです。
以上のことを踏まえて、
日々のボイトレの中で母音の得意不得意をなくしていきましょう。
詳しくはこちら↓↓