ボイストレーニングの方法や、滑舌・話し方に関するお役立ち情報をお届けします

VOICE TRAINING INFORMATION― ボイトレ情報 ―

【動画】歌がカッコ悪く聞こえてしまう理由

2021/10/23
歌がカッコ悪く聞こえてしまう理由

自分の歌を録音して聴いた時に、
音程もリズムもしっかりしているのに、なぜかカッコ悪く聴こえる
という生徒がいました。

このような経験をしたことがある方は少なくないと思います。

ではなぜ音程もリズムも間違っていないのに、
カッコ悪く聴こえてしまうのでしょうか。

そもそも歌というのは様々な要素で成り立っているのですが、
音楽的要素(特に音程)などが優先的に意識されやすいです。

音程を意識することは決して悪いことではないのですが、
それを意識するあまり「音程が合っていればいい」という
拡大解釈に繋がってしまっているのも事実です。

上記にも書いた通り、
歌は音程やリズムなどの音楽的要素以外にも
様々な要素があります。

そこで歌がカッコ悪く聴こえてしまう方々の、
よくある原因の二つを紹介します。

①言葉をハッキリ言い過ぎている

歌を歌う時に「口をよく動かして」と指導される方がいますが、
それをしてしまうとカッコ悪い歌になりやすくなります。

試しに自分の中で口をよく動かして滑舌よく歌ってみてください。

そうすると言葉がハッキリとしすぎてしまって、
あまり歌声っぽくならないと思います。

さらに発音をよくしようとしすぎると、
口腔内の形まで変わり過ぎてしまい、
歌声としての響きも安定しません。


結果的に歌声っぽくならずに、
カッコ悪い歌になりがちです。

そうならないためにはまずは、
母音をあまりハッキリと発音しないことが大切です。
違う言い方をすると母音の響きを揃えるとも言います。

そして子音はきちんと発音するようにしてみてください。

そうすることで上記の部分が改善されます。

②語尾を伸ばしすぎている

これはフレーズによってはいいのですが、
全てのフレーズの切り際を伸ばしすぎると
重たい歌になってしまいカッコ悪い歌になりがちです。

だからといって全てのフレーズをブチブチ切ればいいというわけでもありません。

歌というのはフレーズによって適切な伸ばし方というのがあります。
少しずつ音を小さくしていったり(デクレッシェンド)切ったり
フレーズによって変えていく必要があります。

それをきちんと理解して休符(歌っていない部分)を意識すると良いでしょう。
休符というのは音楽にとって最も大切な要素の一つでもあります。

オリジナル曲をDTMで作っている方にもこうなってしまう方は多いですね。
ガイドメロディーをシンセで打ち込んだ時に、
歌までがガイドメロディーのようになってしまいがちです。

なぜか歌がカッコ悪くなってしまうという方は、
この二つに大きな原因がある場合が多いです。

もしもご自身の歌を録音してみてなんかカッコ悪いなと思ったら、
この二つを確認してみてください。

詳しくはこちら↓↓
ADDRESS
東京都港区港南2-2-13 清水ビル3F
ACCESS

品川駅港南口 徒歩1分
【品川駅】JR在来線改札を出て、
東西自由通路を港南口に進みます。

通路を通り抜けるとエスカレータがあり、
そこから降りると駅前広場に着きます。

その先正面に見える【吉野家】【やきとり鳥一】の
右脇にある道に入ります。

20mほど進むと、左側にある一階に丼ぶり屋【幸丼】が
入っている清水ビルの3階です。