ボイストレーニングの方法や、滑舌・話し方に関するお役立ち情報をお届けします

hiAを出すための練習方法

「高音を出せるようになる」「音域を伸ばしたい」というのは
ほとんどの方がボイストレーニングの中で課題又は目標にしていることです。

最近の歌はとても高い歌が多い傾向にあります。
下手をすれば男性の歌なのに、
女性でもギリギリ出たり出なかったりします。

そんな歌がたくさん出てくると、
カラオケなどに行っても満足に歌えることが少なくなってしまい、
中にはとても辛い思いをする方もいると思います。

なので最近は「とにかく高い音を出したい！」という理由で
ボイトレを習いにくる生徒も少なくありません。

そんな皆さんの憧れである高音、
今回はhiAという音を目指してみましょう。

hiAとは聞き馴染みのある言葉で言うと、
「高いラ」という意味です。
別の言い方をするとA4（下から4番目のラ）という言い方もできます。

特に男性はこの音を出せるようになると、
グッと歌える曲の幅が広がってきます。
（最近はその上のC5を平気で出す男性シンガーもいますが…）

よく高い音は生まれつきだからと諦めてしまっている方も多いのですが、
そうではありません。

単純にスタートラインが違うだけだと思ってください。
小学生の頃何もしなくても足が速い人がいましたよね？
あれと同じような感じです。

鍛えれば誰でも高い音は出せるようになります。

ではどうしたらこのhiAという音が出せるようになるのでしょうか。

それは正しい発声法で発声練習を反復し続けることです。

答えは至ってシンプルなのですが、
これがなかなか難しくてできない方が多いです。

そもそも音を高くしたり低くしたりするのは、
喉にある声帯が伸縮運動をして変えられているものです。

その運動をしているのは声帯の周りにある筋肉なので、
単純にその筋肉を日々動かしてあげればいいのです。

しかし正しくない発声で無理矢理動かしてしまうと、
高い音は出てはいるが張り上げ発声になってしまっていたり、
響きが薄く声量のない声が癖づいてしまいます。

なので正しい発声法（適切な呼気圧や正しい口腔内の広げ方など）
をきちんとトレーニングして身につけて発声練習をする必要があります。

声帯だけを鍛えるのではなく、
呼吸や共鳴という部分もかなり影響してくるということです。

そして姿勢というのもとても大切になってくるので、
正しい姿勢で発声をしましょう。

実は人間の声域というのは高い方には伸びますが、
構造上低い方には滅多に伸びません。

なので元から声が低い方は、
練習次第ではとても広い声域を獲得することができます。

これを機に皆さんもhiAを目指して、
日々ボイトレに励んでみてください。

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