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【動画】高音が必ず伸びるボイストレーニング法㉔~軟口蓋の開閉編~

2020/02/26
高音発声はたくさんのポイントを抑えて発声の瞬間にそれらをコントロールする必要がありますが
今回はやや見落とされがちな軟口蓋についてお伝えしたいと思います。


『軟口蓋』というワードは聞いたことがありますか?
『なんこうがい』と読みます。


実際に触れてみて欲しいので少しやってみてください。

①上の前歯の裏側に舌を当てる。
②ゆっくりと上顎をなぞるように後ろに引いていく。


こうするとまず上顎のツルツルした硬い部分に舌が当たると思います。
こちらは『硬口蓋(こうこうがい)』と読みます。


さらに、喉の奥をなぞるようにするとザラザラしたフニっとした部分に触ると思います。
ここが『軟口蓋(なんこうがい)』です。


この硬口蓋(こうこうがい)に関しては、特に動かしたりは出来ないのですが
軟口蓋(なんこうがい)は自分でコントロールすることができます。
実際に軟口蓋を動かしている様子を動画にしましたので合わせてご覧ください。(動画2:55頃〜)


動画のように軟口蓋は上下に動かすことができます。
最初は意識して部分的に動かすのは難しいと思います。


口の奥の方をガバッと開けて息を太く吸い込んでみてください。
もしかしたらあくびが出る人もいるかもしれません。
そしたら大正解です。

基本的にあくびのときは軟口蓋が上がっている状態です。

軟口蓋の場所や動かし方をお伝えしましたが、
ここが高音発声とどういう関係があるのかというと
『空間の拡張』と『共鳴ポイントを高くする』というところです。


軟口蓋をあげるとまず物理的に口の中の空間が広くなりますよね。
車の屋根が高くなるイメージでしょうか。
すると当然、声を響かす空間が広くなるので綺麗な高音になりやすいです。


また軟口蓋をあげることで声を共鳴させられるポイントも高くなります。
共鳴のポイントを高く出来ることで喉を無理に使うことなく適切な響きが得られます。


このように軟口蓋を自由にコントロール出来ることは
高音発声において実はとても重要です。
地味で見落とされがちですがここをクリアできると高音の出しやすさが一気に変わると思います。


初めは感覚が掴みにくいと思うので
鏡を見ながらゆっくり動かせるように練習してみてください。


声を出すということは声帯や軟口蓋、唇や舌など体の器官を操ることでもあります。
とくに高音発声はそれぞれの繊細なコントロールが必要になってきます。
それぞれの役割をしっかり把握して使いこなせるよう頑張っていきましょう。


動画はこちらからチェック↓↓
ADDRESS
東京都港区港南2-2-13 清水ビル3F
ACCESS

品川駅港南口 徒歩1分
【品川駅】JR在来線改札を出て、
東西自由通路を港南口に進みます。

通路を通り抜けるとエスカレータがあり、
そこから降りると駅前広場に着きます。

その先正面に見える【吉野家】【やきとり鳥一】の
右脇にある道に入ります。

20mほど進むと、左側にある一階に丼ぶり屋【幸丼】が
入っている清水ビルの3階です。