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【動画】原因は間違った呼吸!~息吐きの改善~

2020/02/29
歌を歌っている時フレーズの最後に息を吐いていませんか?


歌のフレーズが終わるタイミングで、
毎回息を吐く歌い方の事です。


この歌い方は胸式呼吸で胸に沢山息を吸い込み
それを喉に絞るような力を入れる事で息を留める

そんな使い方をしている時に多く見られます。
喉絞めで力みがある方の特徴でもありますね。


これは必要以上に肺に空気が入ったまま歌う事になるので
フレーズを歌っている最中から息を吐きたくて辛くなってきます。

なのでフレーズが終わると同時に息を押し出すのですが
ブレスをするとまた空気を多く取り込み過ぎてしまうので
一曲歌い終わるまでそれを繰り返す事になってしまいます。



中にはトレーナーの中でもフレーズ終わりに息吐きして
肺の空気をしっかり入れ替えながら歌いましょう
という歌い方を勧めてる方もいます。


確かに呼吸とは空気を肺に取り入れ
酸素と二酸化炭素を交換する必要がありますが
毎回毎回深く吸いすぎたり吐ききったり
はしなくても大丈夫です。


皆さんが普段の生活の中で呼吸を意識せずとも
浅めの呼吸でもなんら問題なく過ごせている事を考えれば納得して頂けると思います。


このように本来は歌う時には歌うのに必要な分だけの
空気
があれば十分ですので
それ以上に吸いすぎない事が大切なのです。


例えば肺に入っている空気の量を10がパンパンな状態、
0を空の状態として考えてみた時に
多くの場合歌う前に吸っても6、7程度で
十分だと思います。

人によって、また曲調によっては
これよりも少なくてもいい場合もあるかもしれないですね。



そして歌のフレーズで使った分だけ空気を肺に戻して
また次のフレーズに繋げていきます。


そうすると喉で絞って空気が漏れないように
する必要もなくなるので、喉絞めの力みも減ってくるでしょう。




ただ、この息吐きの歌い方は
表現方法の一つとして使っている方もいます
しっかりと空気の循環は出来ていて、
喉で絞める事なく空気を留める使い方をしていれば

喉絞めに当てはまるものではないので
問題なくテクニックの一つとして使っていく事も出来るでしょう。


もし無意識にこの息吐きの歌い方を
していたなと気付いた方がいましたら
空気を入れすぎていないか
喉が苦しくなっていないか
胸式呼吸で胸が極端に動いてしまったりしていないか

など確認をしてみて下さい。

当てはまる場合は
吸いすぎず、使った分の空気だけが軽く入ってくるブレス
にしてみて下さい。

実際の呼吸法に関しては別の記事で詳しく紹介をしていますので
そちらをご覧下さい。






動画はこちらからチェック↓↓
ADDRESS
東京都港区港南2-2-13 清水ビル3F
ACCESS

品川駅港南口 徒歩1分
【品川駅】JR在来線改札を出て、
東西自由通路を港南口に進みます。

通路を通り抜けるとエスカレータがあり、
そこから降りると駅前広場に着きます。

その先正面に見える【吉野家】【やきとり鳥一】の
右脇にある道に入ります。

20mほど進むと、左側にある一階に丼ぶり屋【幸丼】が
入っている清水ビルの3階です。