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【動画】高音が必ず伸びるボイストレーニング法⑲~Official髭男dism『Pretender』を使って口の形編~

2019/12/04
これまでたくさん高音の発声のコラムや動画を発信させて頂きました。
今回は今までの高音発声を皆さんが知っている有名な曲で実践してみたいと思います。


発声で培った高音を歌で出せるようにする。

というのが最終目標ですよね。

今回は特に高音のときの口の開け方についてフォーカスしています。


高音の時ただただ上下に大きく口を開ける。
と思われがちですがいくつかポイントがあります。



①下顎は下げ過ぎない。
口を大きく開けようとして下顎も大きく下げてしまうと喉が圧迫されるためかえって高音が出にくくなります。


②口角を上に引き上げる。
よく言われることですが『上』がポイントです。
横に引く感じにならないようにしましょう。

③上唇も上向きに
慣れていないとわかりにくいかもしれませんが、
ラッパのイメージで上にめくり上げるようにすると声色が明るくなります。

④表情筋も使う
頬の筋肉ごと上に持ち上げて全体をサポートしてあげましょう。


⑤口の中の空間も広げる。
口の表面だけでなく中の空間も広くすることが大事です。
軟口蓋をあげると奥の方の空間が確保されトーンが上がり響きやすくなります。

※軟口蓋
上顎の奥のザラザラした柔らかいところ。
あくびをすると引き上がるので、上げ方がわからない方はわざとあくびを出して引き上がる感覚を掴んでみてください。
これを自由にコントロールできると高音がかなりやりやすくなります。


これらのポイントは、高音が出しやすいというところはもちろん、
音がフラット(低く)気味になってしまうパターンにも有効な場合があります。

頭で音は分かっているのに高音発声のフォーム(口の開き方)が取れておらず
微妙にフラットしてしまう方にも意識して欲しい
ところです。


そして、歌に応用する時気をつけて欲しいのが

歌詞に引っ張られ過ぎて口の形を変え過ぎないこと。
『う』で極端に口をすぼめたり、
『お』で大袈裟に突き出したりするとせっかく作った口の空間が崩れ高音に適さない形になってしまいます。


意外と口の形をキープしたままでも発音できるので、
そこも意識してみてください。

では歌で実践してみましょう。

選曲は2019年5月にリリースされたOfficial髭男dismさんの大ヒット曲『Pretender』です。

サビのこの部分を歌ってみたいと思います。


グッバイ
君の運命のヒトは僕じゃない
辛いけど否めない でも離れ難いのさ
その髪に触れただけで 痛いや いやでも
甘いな いやいや
グッバイ



【動画5:40頃〜】Pretender 歌唱


口の形をあまり変えず上に引き上げたまま歌ってみました。
是非、同じように歌ってみてください。


動画はこちらからチェック↓↓
ADDRESS
東京都港区港南2-2-13 清水ビル3F
ACCESS

品川駅港南口 徒歩1分
【品川駅】JR在来線改札を出て、
東西自由通路を港南口に進みます。

通路を通り抜けるとエスカレータがあり、
そこから降りると駅前広場に着きます。

その先正面に見える【吉野家】【やきとり鳥一】の
右脇にある道に入ります。

20mほど進むと、左側にある一階に丼ぶり屋【幸丼】が
入っている清水ビルの3階です。