【動画】呼吸から見直すボイストレーニング③~圧力トレーニング編~
2019/10/19
前回、前々回に引き続き今回も呼吸について掘り下げてお伝えしたいと思います。
今回までのまとめ。
①呼吸法には大きく分けると胸式呼吸と歌に向いていると言われている腹式呼吸のふたつがある。
②人間はフラットな状態でも声を出す程度の息のストックが肺にあるので腹式呼吸や胸式呼吸を意識し過ぎなくても大丈夫。
大まかにいうと、こういった内容をお伝えさせて頂きました。
今回はより実践的な呼吸のトレーニングについて解説させて頂きたいと思います。
歌を上達させるために呼吸のトレーニングは大事です。
しかし、呼吸のトレーニングって
何をすればいいのか実はよく分かっていなくてなんとなくでやってしまっていませんか?
とりあえず長い時間息を吐けるように秒数を計ったり、
カウントを取りながらリズムに合わせて吸ったり吐いたりしたり...。
このようなメニューを呼吸のトレーニングとして取り入れている方は多いのではないでしょうか。
これは間違いではないのですが
あるポイントが抜けていると効果がとても薄くなってしまいます。
そのポイントとは...
圧力をかけて息を吐く。
ということです。
まず圧力をかけない状態ですが
唇をあまりすぼめず優しく『ふー』や『ほー』と吐いてみてください。
息を吐き出したことによる呼吸音はそんなに大きくはないと思いますし特に抵抗を感じることなく吐き切れると思います。
これが圧力があまりかかっていない状態です。
実はこの圧力のかかっていない呼吸は、歌うときの発声の呼吸と違います。
なにが違うのかというと
歌を歌う=声が鳴っている=声帯が閉じている
状態なのですが、この声帯が閉じているというのが重要で
先ほどの圧力のかかっていない『ふー』や『ほー』
は声帯が開いている状態なのです。
声帯が閉じていると肺から息があがってきたとき声帯下に圧力がかかります。
この違いを理解して、声を出して歌っている時の状態に近い呼吸トレーニングをすることが大事です。
お勧めなのがブレスプレス
というトレーニングです。
ブレスプレスとは
歯で少し息をせき止めるようにし吐く量を調整しながら吐く呼吸です。
『ふー』や『はー』より鋭い呼吸音になると思います。
これは歯や口を少し閉じ圧力をかけることで、
声を出す時の圧力がかかっている状況を疑似的に再現してしているのです。
※あくまで呼吸なので声を出すときとは違って声帯自体はほとんど振動していません。
これを用いて練習することで歌に応用が効きやすい呼吸の感覚が鍛えられると思います。
是非、動画を参考にやってみてくださいね。
動画はこちらからチェック↓↓
今回までのまとめ。
①呼吸法には大きく分けると胸式呼吸と歌に向いていると言われている腹式呼吸のふたつがある。
②人間はフラットな状態でも声を出す程度の息のストックが肺にあるので腹式呼吸や胸式呼吸を意識し過ぎなくても大丈夫。
大まかにいうと、こういった内容をお伝えさせて頂きました。
今回はより実践的な呼吸のトレーニングについて解説させて頂きたいと思います。
歌を上達させるために呼吸のトレーニングは大事です。
しかし、呼吸のトレーニングって
何をすればいいのか実はよく分かっていなくてなんとなくでやってしまっていませんか?
とりあえず長い時間息を吐けるように秒数を計ったり、
カウントを取りながらリズムに合わせて吸ったり吐いたりしたり...。
このようなメニューを呼吸のトレーニングとして取り入れている方は多いのではないでしょうか。
これは間違いではないのですが
あるポイントが抜けていると効果がとても薄くなってしまいます。
そのポイントとは...
圧力をかけて息を吐く。
ということです。
まず圧力をかけない状態ですが
唇をあまりすぼめず優しく『ふー』や『ほー』と吐いてみてください。
息を吐き出したことによる呼吸音はそんなに大きくはないと思いますし特に抵抗を感じることなく吐き切れると思います。
これが圧力があまりかかっていない状態です。
実はこの圧力のかかっていない呼吸は、歌うときの発声の呼吸と違います。
なにが違うのかというと
歌を歌う=声が鳴っている=声帯が閉じている
状態なのですが、この声帯が閉じているというのが重要で
先ほどの圧力のかかっていない『ふー』や『ほー』
は声帯が開いている状態なのです。
声帯が閉じていると肺から息があがってきたとき声帯下に圧力がかかります。
この違いを理解して、声を出して歌っている時の状態に近い呼吸トレーニングをすることが大事です。
お勧めなのがブレスプレス
というトレーニングです。
ブレスプレスとは
歯で少し息をせき止めるようにし吐く量を調整しながら吐く呼吸です。
『ふー』や『はー』より鋭い呼吸音になると思います。
これは歯や口を少し閉じ圧力をかけることで、
声を出す時の圧力がかかっている状況を疑似的に再現してしているのです。
※あくまで呼吸なので声を出すときとは違って声帯自体はほとんど振動していません。
これを用いて練習することで歌に応用が効きやすい呼吸の感覚が鍛えられると思います。
是非、動画を参考にやってみてくださいね。
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