【動画】呼吸から見直すボイストレーニング②~スポイト式呼吸編~
2019/10/16
ひとつ前のコラムで腹式呼吸と胸式呼吸の違いについてお伝えさせて頂きました。
軽くおさらいしてみます。
胸式呼吸=肺の上の部分に空気が入り肩や胸が上がりやすい。
深呼吸を意識的にすると胸式呼吸になりやすい。
息が上部にあるため、それをコントロールしようと喉が締まりやすい。
腹式呼吸=肺の下の方に息が入ることで横隔膜が押し下げられ内臓が迫(せ)り出し腹部が膨らむ。
いわゆる睡眠時の呼吸。胸式呼吸に比べると『支え』を保つことで喉を開放したまま息のコントロールがしやすい。
というお話でした。
腹式呼吸が歌に向いているということは皆さんなんとなくご存知だったかと思うのですが
今回は歌を歌うとき、腹式呼吸うんぬんの前に
そもそもそんなに息を吸い込む必要があるのか
というところを紐解いていきたいと思います。
一度、思い返して頂きたいのですが皆さんは
何か言葉をしゃべり出す前に意識して改めて息を吸い直しますか?
特になにも考えず言葉を発しますよね。
試しに息を吸い直さずに声を出してみてください。
ナチュラルに声が出ていると思います。このことからも分かる様に、
声を出すのに改めて息を吸い直す必要はないのです。
なぜなら、人間はフラットな状態でも声を出すほどの息を保有しているからです。
この最初から『ある』息を無駄にせずしっかり使ってあげることが大事なのです。
しかし、歌になった途端、声を出す前に急に息を吸うことに一生懸命になり過ぎてしまう方が多いです。息を過度に吸い込むとむしろよけいな力が入ってしまい喉が圧迫を受けることになります。
そして、肺は膨らんだり萎んだりすると元の形に戻ろうという働きがあります。
これを利用すると特に
強いアクションを起こさずとも吐いた分、空気は勝手に肺に流れ込んでくれます。
息の循環が自然に出来るということですね。
息を吸う→声を出す→吸い直す→声を出す
という常識を捨てて
声を出す→使った分の空気が戻る→ニュートラルな状態からまた声を出す
というようなスポイトをイメージしてもらうと分かりやすいかもしれません。
この呼吸の最大のメリットは、
腹式呼吸や胸式呼吸など『吸う』ことにフォーカスした呼吸法よりも
どこにも力みや圧迫が加わりにくいので発声に重要な喉の開放がよりスムーズにできる点です。
いわゆる腹式呼吸や胸式呼吸に囚われ過ぎず
このような考え方の呼吸にシフトすると
呼吸の悩みが解決するかもしれません。
1つの呼吸のやり方として参考にしていただければと思います。
動画はこちらからチェック↓↓
軽くおさらいしてみます。
胸式呼吸=肺の上の部分に空気が入り肩や胸が上がりやすい。
深呼吸を意識的にすると胸式呼吸になりやすい。
息が上部にあるため、それをコントロールしようと喉が締まりやすい。
腹式呼吸=肺の下の方に息が入ることで横隔膜が押し下げられ内臓が迫(せ)り出し腹部が膨らむ。
いわゆる睡眠時の呼吸。胸式呼吸に比べると『支え』を保つことで喉を開放したまま息のコントロールがしやすい。
というお話でした。
腹式呼吸が歌に向いているということは皆さんなんとなくご存知だったかと思うのですが
今回は歌を歌うとき、腹式呼吸うんぬんの前に
そもそもそんなに息を吸い込む必要があるのか
というところを紐解いていきたいと思います。
一度、思い返して頂きたいのですが皆さんは
何か言葉をしゃべり出す前に意識して改めて息を吸い直しますか?
特になにも考えず言葉を発しますよね。
試しに息を吸い直さずに声を出してみてください。
ナチュラルに声が出ていると思います。このことからも分かる様に、
声を出すのに改めて息を吸い直す必要はないのです。
なぜなら、人間はフラットな状態でも声を出すほどの息を保有しているからです。
この最初から『ある』息を無駄にせずしっかり使ってあげることが大事なのです。
しかし、歌になった途端、声を出す前に急に息を吸うことに一生懸命になり過ぎてしまう方が多いです。息を過度に吸い込むとむしろよけいな力が入ってしまい喉が圧迫を受けることになります。
そして、肺は膨らんだり萎んだりすると元の形に戻ろうという働きがあります。
これを利用すると特に
強いアクションを起こさずとも吐いた分、空気は勝手に肺に流れ込んでくれます。
息の循環が自然に出来るということですね。
息を吸う→声を出す→吸い直す→声を出す
という常識を捨てて
声を出す→使った分の空気が戻る→ニュートラルな状態からまた声を出す
というようなスポイトをイメージしてもらうと分かりやすいかもしれません。
この呼吸の最大のメリットは、
腹式呼吸や胸式呼吸など『吸う』ことにフォーカスした呼吸法よりも
どこにも力みや圧迫が加わりにくいので発声に重要な喉の開放がよりスムーズにできる点です。
いわゆる腹式呼吸や胸式呼吸に囚われ過ぎず
このような考え方の呼吸にシフトすると
呼吸の悩みが解決するかもしれません。
1つの呼吸のやり方として参考にしていただければと思います。
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