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【動画】もう痛くない!喉の開放トレーニング②~クレッシェンド編~

2019/01/30
喉から搾り出すような苦しそうな声。
いわゆる喉声にお悩みの方も多いです。

声を出す時に喉に力を入れて発声してしまう癖がついている可能性があります。
このような発声では喉や声帯をすぐ痛めてしまいますし聴き心地も良くありませんよね。

そのような方への、あくまでひとつのアプローチ方法なのですが
クレッシェンドを利用するという練習があります。

※クレッシェンドとは、音楽用語で「だんだん大きく」という意味です

音程や言葉にもよりますが、大きな声を出そうとすると喉に力が入ってしまう場合が多いです。
反対に小さい声のときは力む人はそんなに多くないです。それを利用するのです。

なのでまずは小さい声で力んでいない状態を確認してから段々声量を上げていくというやり方です。

では具体的なやり方とポイントをご紹介します。

①小さく息っぽい声で『あー』と発声します。
大きさは小さめの喋り声ぐらいです。
息っぽいというのが重要です。
声帯閉鎖が弱い状態です。
最初はため息に『あ』を混ぜるようなイメージでも良いかもしれません。
このとき喉が力んでいないことを確認してください。
この時点で力んでしまってしまう方は音程を変えてみましょう。
高過ぎたり、低過ぎたりしているのかもしれません。

②次に、段々音量を上げて息っぽい声から密度のある声にしていきましょう。
蛇口をゆっくりとひねるように無段階的に上げていきましょう。
このとき音量が上がるにつれて口も一緒に大きく開けてしまう方がいますが意識して一定に保ちましょう。
また、音程も音量に比例して高くなりやすいので小さい声のときから変わらないようにしましょう。

このクレッシェンドの発声ができると、喉への負担が軽くなり、お腹への圧力を感じ、きれいに大きな声が響く感覚を得られる場合があります。

また、この方法は胸式呼吸で胸が苦しくなってしまう方にも有効です。
最初に息の多い小さい声で発声することにより無駄に上がった肩をニュートラルに戻したり、
胸に詰まった息をリリースできるので喉も力みにくいということです。

それでもどうしてもやりにくいという方や
『あ』はマスターできたという方は母音を変えてみましょう。
『え』や『い』など人それぞれ、やりやすさは違います。

今回は小さい声で力みがない状態を確認し、そのまま声量を上げていくことで喉声を解消する方法をご紹介しました。ポイントを抑えて動画を見ながら一緒にやってみてくださいね!


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ADDRESS
東京都港区港南2-2-13 清水ビル3F
ACCESS

品川駅港南口 徒歩1分
【品川駅】JR在来線改札を出て、
東西自由通路を港南口に進みます。

通路を通り抜けるとエスカレータがあり、
そこから降りると駅前広場に着きます。

その先正面に見える【吉野家】【やきとり鳥一】の
右脇にある道に入ります。

20mほど進むと、左側にある一階に丼ぶり屋【幸丼】が
入っている清水ビルの3階です。