ボイストレーニングの方法や、滑舌・話し方に関するお役立ち情報をお届けします

年齢で声は変わる？
皆さんは現在おいくつでしょうか？

よく
男性は歳を重ねると声が高くなる
女性は歳を重ねると声が低くなる

という話を聞いたことはありませんか？


実は男性が歳を重ねると声が高くなる。


というのは話し声に限ってのことだと
思います。

男性歌手も年齢を重ねると昔の高いキーが
辛くなるという話は聞きますが
歌いやすくなるというケースは珍しいです。


しかし、話し声に限っては
おじいさんなどを思い出すと
確かにひっくり返ったような声の方もいらっしゃいます。


実はこれ
裏声に近い声なので高く聞こえるということなのです。



ここでおさらいです。
喉仏の後ろあたりにある声帯ですが
対の粘膜のひだになっています。
その粘膜はそれぞれ筋肉を覆っています。


声帯筋などと呼ばれたりもします。
この粘膜及び筋肉でできている声帯同士が合わさって振動することで声が出ます。
この声帯の合わさりがぴったりくっついているほど
地声感の強い硬い声になり合わさりが少ないほど裏声に近く柔らかい声になります。


これが発声の原理です。


声帯筋というくらいなので筋肉でできているのですが
身体の筋肉と同じで加齢により痩せたり、衰えたりしていきます。

そしてその声帯筋が痩せ衰えると
声帯の合わさりが弱くなり地声感も少なくなります。


裏声に近くなっていくということです。
ひっくり返ったりもしやすくなります。


男性は女性に比べて
地声感が強い方が多いのでその変化を
声が高くなると言われているのかなと思います。


しかし筋肉ですので他の部位と同じように鍛えることもできます。
ボイストレーニングすることで加齢による声の衰えも和らげることができます。


まずは自分がしっかり声帯閉鎖を
できる音域、言葉を把握しましょう。


声帯閉鎖とは声帯をしっかりと合わさるようにし
硬い声を出すことです。


オススメは『ば』です。

唇をきっかけとして発音するので
喉の力が抜けやすい言葉です。

『ば、ば、ば』と繰り返し発声してみてください。


そして音域は楽に響く音域を見つけましょう。
声帯をしっかり鳴らしてあげることが大事です。


見つけられたら反復練習をして、しっかりできるようになったら
少しづつ音域を広げてみたり言葉を変えてやってみましょう。


地味ですが続けていると効果が期待できます。

話し声もひっくり返らず、裏声っぽくならず
しっかり声が安定するようになりますよ！

加齢による衰えは声帯も例外では
ありませんが地道なトレーニングで
維持することはできます。

身体のケアと同じように声もトレーニングしてあげましょう！
いつまでも若々しい声を保ちましょう！



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