ボイストレーニングの方法や、滑舌・話し方に関するお役立ち情報をお届けします

ミックスボイスとは？

「ミックスボイス」という言葉は、
ここ近年ボイトレ業界の中で頻繁に使われてきている言葉です。

ボイトレに興味を持ってネットで調べたことがある方なら、
一度は聞いたことがある言葉なのではないでしょうか？

しかしこの「ミックスボイス」という言葉は、
一歩間違えて捉えると非常に厄介で、
時に迷いの原因になってしまう可能性があります。

そもそもミックスボイスという言葉が世間に認知され始めたのは、
ここ数年の話です。

それ以前はミックスボイスという言葉自体はありましたが、
そこまで認知されてはいませんでした。

ではなぜこの言葉がここ近年認知され始めたのでしょうか。

それはネットの普及と共に誰もが簡単に情報を手に入れられる時代になり、
その流れから「誰でもすぐに簡単に」という情報商材が、
無料で手に入れられる時代になりました。

そうなるとその情報を手に入れようとする方々にとって、
ひと言で「ミックスボイス」と表現できるものは、
非常にわかりやすく便利な言葉ということになります。

となるとトレーナーの方達はその言葉を頻繁に使うようになり、
次第に一般的に認知されていったわけです。

しかし本来ミックスボイスを定義することは
正直非常に難しいものですし、
ミックスボイスを目指して高い声を出す練習よりも、
地声の声域を伸ばしていった方が遥かに実用的で、
その結果ミックスボイスのように声が出るようになった
という結果論で位置付ける方が自然かと思います。

ミックスボイスという言葉で形容することで、
安易に高い声を出せるというイメージを持つかもしれませんが、
高い声を実用的に出すのに近道はありません。

一般的に言われているミックスボイスというのは、
主に声帯の形にフォーカスして形容していることが多いですが、
高い声が出ない原因というのは他にもたくさんあります。

姿勢、口の開け方、共鳴のさせ方、呼吸の仕方など。

もちろん音程をコントロールしているのは声帯なので、
高い声を出すのに一番重要なのは確かに声帯なのですが、
自分の持っている声帯を100%コントロールするためには
前述したその他の部分もかなり重要になってきます。

なので今の自分がどの部分ができていないのかをきちんと把握して、
地道に練習を積んでみてください。

結果的にバランスの取れた高音を出せるように必ずなります。

そしてその地道な練習で得た声がミックスボイスというものなのかどうか、
という結果論でしかありません。

なので自分の弱点を把握した上で、
地道にボイトレに励んでみてください。

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