【動画】細い声を太い声へ改善するには
2021/09/15
細い声と太い声ってどんな声?
よく声質を形容する時に「細い声」「太い声」と言うことがあります。
声というのは目に見えないものなので、
物理的に細い太いということはないのですが、
一般的にイメージは一致しやすい表現かとは思います。
では具体的に身体の中はどうなっているのでしょうか。
細い声から太い声になるに連れて変わっていく部分は、
主に口の中の空間が広くなっていきます。
口の中の空間が広くなれば基本的には太い声になっていきます。
具体的に言うと太い声になる要素としては二つあります。
①声帯自体で作っている音を太くする
②声帯から先の空間を広くする
声を太くしたいならばこの二つを両方やれるのがベストです。
声帯自体で作っている音を太くする具体的なやり方は、
声帯に送る息の圧力(呼気圧)を少し高めてあげるとできます。
呼気圧が高くなることにより声帯自体が太くなり、
そこで作られる鳴りも太くなります。
この方法である程度太くするのは簡単なのですが、
一番大切なのは口の中の空間を広げることです。
そして口の中の空間を広げるというのが苦手という方は多いです。
そもそも日常的に口の空間を意識することはそこまでないと思うので、
いきなり広げてくださいと言われても難しいのは当たり前です。
なのでまずは自分がどの発音(母音)が一番太く出るのかを探してみてください。
一般的にイやウなどの発音は細くなりやすいです。
なのでまずはアかエかオで広がる感覚を掴んでみましょう。
それでも難しい場合、まずあくびをしてみてください。
そうすると口の中の上から奥にかけての部分が
上に持ち上がるような感覚があると思います。
その部分が広がる部分になります。
そこを意識しながら発声するのですが、
あくびくらい広げてしまうと逆に広がりすぎて声が奥に当たってしまい、
太い声にはなりますがかなりこもったような声になってしまうので注意しましょう。
それで例えばアの発音で太くすることに成功したら、
他の発音もアの口の中の空間を意識して、
響きを揃えるような感覚で発声練習をして慣れていきましょう。
以上が太い声を出すための具体的な練習方法なんですが、
ここで一つ注意点があります。
そもそも太い声=いい発声、細い声=悪い発声ではありません。
歌の中での表現の一つとして細い声を出す場合ももちろんあります。
ただ普段歌を歌う中で声が細くて迫力に欠けてしまったり、
声が細いために伴奏に歌が負けてしまうなどの悩みを持っている方が多い印象です。
なので太い声で歌うというのは歌う上ではとても必要な技術になります。
そして太い声を出せるようになることで口腔内のコントロールもしやすくなるので、
声の細い太いもかなりコントロールしやすくなります。
なかなか普段とは違う発声法になる方も多いとは思いますが、
日々のボイトレの中で徐々に慣れていきましょう。
詳しくはこちら↓↓
よく声質を形容する時に「細い声」「太い声」と言うことがあります。
声というのは目に見えないものなので、
物理的に細い太いということはないのですが、
一般的にイメージは一致しやすい表現かとは思います。
では具体的に身体の中はどうなっているのでしょうか。
細い声から太い声になるに連れて変わっていく部分は、
主に口の中の空間が広くなっていきます。
口の中の空間が広くなれば基本的には太い声になっていきます。
具体的に言うと太い声になる要素としては二つあります。
①声帯自体で作っている音を太くする
②声帯から先の空間を広くする
声を太くしたいならばこの二つを両方やれるのがベストです。
声帯自体で作っている音を太くする具体的なやり方は、
声帯に送る息の圧力(呼気圧)を少し高めてあげるとできます。
呼気圧が高くなることにより声帯自体が太くなり、
そこで作られる鳴りも太くなります。
この方法である程度太くするのは簡単なのですが、
一番大切なのは口の中の空間を広げることです。
そして口の中の空間を広げるというのが苦手という方は多いです。
そもそも日常的に口の空間を意識することはそこまでないと思うので、
いきなり広げてくださいと言われても難しいのは当たり前です。
なのでまずは自分がどの発音(母音)が一番太く出るのかを探してみてください。
一般的にイやウなどの発音は細くなりやすいです。
なのでまずはアかエかオで広がる感覚を掴んでみましょう。
それでも難しい場合、まずあくびをしてみてください。
そうすると口の中の上から奥にかけての部分が
上に持ち上がるような感覚があると思います。
その部分が広がる部分になります。
そこを意識しながら発声するのですが、
あくびくらい広げてしまうと逆に広がりすぎて声が奥に当たってしまい、
太い声にはなりますがかなりこもったような声になってしまうので注意しましょう。
それで例えばアの発音で太くすることに成功したら、
他の発音もアの口の中の空間を意識して、
響きを揃えるような感覚で発声練習をして慣れていきましょう。
以上が太い声を出すための具体的な練習方法なんですが、
ここで一つ注意点があります。
そもそも太い声=いい発声、細い声=悪い発声ではありません。
歌の中での表現の一つとして細い声を出す場合ももちろんあります。
ただ普段歌を歌う中で声が細くて迫力に欠けてしまったり、
声が細いために伴奏に歌が負けてしまうなどの悩みを持っている方が多い印象です。
なので太い声で歌うというのは歌う上ではとても必要な技術になります。
そして太い声を出せるようになることで口腔内のコントロールもしやすくなるので、
声の細い太いもかなりコントロールしやすくなります。
なかなか普段とは違う発声法になる方も多いとは思いますが、
日々のボイトレの中で徐々に慣れていきましょう。
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