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【動画】呼気圧とは

2021/06/26
呼気圧とは

呼気圧というのは歌を歌ううえでとても重要な要素になってきます。

この「呼気圧」とは「息を吐く力」の事を指します。

声というのは息を吐いて、
その息が声帯に当たって声になります。

その声帯に当たる息の力と声帯を通る息の力が呼気圧ということなのですが、
ではなぜその呼気圧というのが歌にとって重要なのかをお伝えしていきます。

歌というのは様々な要素が複雑に絡み合って形成されていますが、
皆さんが想像しやすい部分だと声の「大きさ」「高さ」などがあります。

そして呼気圧との関係を考えていくと以下のようになります。

声の大きさが大きい⇒呼気圧が高い
声の大きさが小さい⇒呼気圧が低い
声の高さが高い⇒呼気圧が高い
声の高さが低い⇒呼気圧が低い


つまり大きくて高い声というのが一番呼気圧の高い声という事になります。

こう考えると呼気圧が高い方がよさそうな気もすると思いますが、
実はそういうことでもありません。

大きい声を出せたり高い声を出せるというのは、
歌の表現の部分で非常に大きなアドバンテージになります。
大きな声を出せなければ歌のダイナミクス(抑揚)は付けづらくなりますし、
高い声を出せなければ歌える曲の幅が狭まってしまいます。

しかし呼気圧を無理やり高めて、
張り上げてしまう様な発声になってしまうと歌声としても成立もしません。


実際は呼気圧を高くせずに大きな声や高い声を出せるのが一番いいというわけです。
要は「発声の効率化」がとても重要になってきます。

ではどうしたら効率よく発声する事ができるのでしょうか。

低い呼気圧で大きな声や高い声を効率よく出す為には、
声帯を柔軟にすることが大切です。

そのためには声帯の周りの筋肉を硬直させずに、
その状態で正しい発声練習を継続すれば声帯は柔軟になってきます。


声帯がかたくなってしまっていると、
大きく振動させるのに高い呼気圧が必要になってきます。

そうなってしまうと必然的に喉周りに力が入ってしまうということです。

よく張り上げ発声で歌を歌ってしまい、
喉が枯れて声が出なくなってしまうという悩みを持っている方がいますが、
呼気圧というところに焦点を当ててボイトレしてみてください。

呼気圧を高めないと高い音が出ないという方は、
「高い音を出す」という意識を一旦忘れて、
発声練習で音程を上げていった際に、
呼気圧を均一に保つ意識(呼気圧が高くなったらそれ以上は音程を上げない)
で発声してみてください。


無理に高音を届かせようとすると
呼気圧を上げて高い音を出す悪い癖が付いてしまいます。

もし呼気圧が上がっているのがわからないという方は、
ボイストレーナーにその部分をしっかり見てもらい、
呼気圧の上下の感覚を自分自身の身体で覚えていきましょう。

詳しい動画はこちら↓↓
ADDRESS
東京都港区港南2-2-13 清水ビル3F
ACCESS

品川駅港南口 徒歩1分
【品川駅】JR在来線改札を出て、
東西自由通路を港南口に進みます。

通路を通り抜けるとエスカレータがあり、
そこから降りると駅前広場に着きます。

その先正面に見える【吉野家】【やきとり鳥一】の
右脇にある道に入ります。

20mほど進むと、左側にある一階に丼ぶり屋【幸丼】が
入っている清水ビルの3階です。