【動画】発声における呼吸④ ~循環呼吸で声出し編~
2021/05/22
発声における呼吸について。④
声が小さくて悩んでいる方や声量が無いと悩んでいる方は多く、
「肺活量が無いから息が続かないんだ」と思っている方も多いです。
そして、声量を増す為にお腹を膨らませて行う腹式呼吸の練習をする方が沢山いらっしゃいます。
ですが、声量が無いのも声が小さいのも
“その呼吸が原因ではないかもしれませんよ”というお話です。
何故、息の吸いすぎが良くないのか。
元々私たちの肺の中には既にたくさんの息が入っているのに
そこに更に息を吸い込むと上に圧迫が行ったり下に圧迫が行ったりしてしまう。
胸式呼吸でも腹式呼吸でも、息を沢山吸うという行為が肺を拡張させ、
肺を元の形に戻そうという力を生み、
のどの開け閉めによって息をコントロールしなければいけなくなってしまっているのです。
なので、普段喋っている時と同じ自然な呼吸で話せば、
喉の開け閉めで息をコントロールしなければならないという問題は解消されると思うのです。
皆さんが普段喋っている時は、この自然な呼吸ができているはずなのです。
ですが、普段喋っているときは自然な呼吸が出来ているのに
緊張したり、人前に立って話すとなると
話しをしていると息が苦しくなってきてしまう方や息を吸い込んでから話しだしてしまう方がおり
自然な呼吸ができなくなってしまう方がいらっしゃるのです。
今回はそういう方に対してお話したいと思います。
自然な呼吸が出来ななくなってしまう原因
話す前に息を吸い込んでしまうというのも、
普段慣れていない場面やしっかり話さなきゃというような緊張から
「よし話すぞ!(息を吸う)」と息を吸ってしまうのではないでしょうか。
話していているとどんどん息が苦しくなるというのも
のどで息を切ってしまう癖がある方やのどを閉めてしまう癖がある方は
使った分の息を肺に戻すことができないので
息がどんどん無くなっていき、苦しくなってしまうのだと思います。
おすすめの呼吸法とは?
そういう方は「普段している自然な呼吸」で話せばいいのです。
普段話していて、息を吸うタイミングなんて考えながら話していないですよね??
そして、友達と話しをしている時は、息が苦しくなることもないと思います。
普段自然な呼吸で話をしている時は
元々私たちの肺の中に入っている息を使って声を発し、
使った分だけの息が自然に肺に戻ってきている状態になります。
そして、この時「のどは空きっぱなしの状態」になっており
喉が常に空いていれば、息を送り出す力をパッと緩めた時に
使った分だけの息が自然に肺に戻ってくるはずです。
ですが、呼吸だけを見直しても
正しい呼吸で声を発せられなければ意味がありません。
まずは、下の行動を息だけで1分間程度やり続けられるかを確かめてみて下さい。
「はっはっはっはっはっはっは・・・はっはっ(息だけ)」
その動作が出来る様になったら声を乗せるようにしましょう。
「はっはっはっはっはっはっは・・・はっはっ(声を乗せる)」
音程はバラバラでもいいですし、ご自身がやりやすい音程を見つけて行ってみて下さい。
ポイントは、あまり大きい声ではなく軽い感じでいいです。
強く発声してしまうとのどに力がはいいてしまったりしてしまうので、
のどを閉めてしまう可能性があります。
大事なことは息だけではなく「声にする」という事です。
もし、これが永遠にやり続けられるのであれば、息が自然に戻ってきて
話していても息が苦しくならない、息がなくならない循環呼吸ができている証拠です。
実は、「息を吸わない状態から息を吐き、吐き切った後に自然に息が戻ってくる」という
この動作ができない方も多くいるのです。
息を「ふーーー」と吐くことができない方もいるのです。
重要な事は、胸式呼吸でも腹式呼吸でもどんな呼吸でも
“息を吸い込みすぎない”という事なのです。
今回「発声における呼吸シリーズ」で1番皆さんに伝えたかったことは、
「お腹を膨らませてする腹式呼吸ができるようになったけれど
その呼吸法を発声や歌に生かすことができていない、使えていない」という様に
お腹を膨らませてする腹式呼吸が出来るようになるという事が
皆さんの目標になってしまっていないかを確認して頂きたいのです。
その練習をする目的がしっかりしているのであればいいのですが
“ただただ練習をしている”“言われたからやっている”という事であれば
今すぐにその練習を辞めて、ご自身の問題にあった改善策を探し
練習したほうがいいと思います。
元々私たちが持っている息を使って使った分だけ戻すという
普段喋っている時と同じ自然な呼吸で話せているのであれば、
常にのどが開いている状態で話すことが出来ているので、
呼吸を見直すという事は特に必要ないと思うのです。
普段している効率のいい呼吸法で、
声は発声できますし、話し続けられるという事が出来るのです。
もちろん、腹式呼吸が絶対にダメだと言っているわけではありません。
「呼吸が発声に影響している」という例ももちろんあります。
しかし、「滑舌が悪い」「声が通らない」などの声の悩みの
直接の原因が“呼吸にあるのか”を
今一度考えてから呼吸の練習を取り組んでいただければと思います。
動画はこちらからチェック↓↓
声が小さくて悩んでいる方や声量が無いと悩んでいる方は多く、
「肺活量が無いから息が続かないんだ」と思っている方も多いです。
そして、声量を増す為にお腹を膨らませて行う腹式呼吸の練習をする方が沢山いらっしゃいます。
ですが、声量が無いのも声が小さいのも
“その呼吸が原因ではないかもしれませんよ”というお話です。
何故、息の吸いすぎが良くないのか。
元々私たちの肺の中には既にたくさんの息が入っているのに
そこに更に息を吸い込むと上に圧迫が行ったり下に圧迫が行ったりしてしまう。
胸式呼吸でも腹式呼吸でも、息を沢山吸うという行為が肺を拡張させ、
肺を元の形に戻そうという力を生み、
のどの開け閉めによって息をコントロールしなければいけなくなってしまっているのです。
なので、普段喋っている時と同じ自然な呼吸で話せば、
喉の開け閉めで息をコントロールしなければならないという問題は解消されると思うのです。
皆さんが普段喋っている時は、この自然な呼吸ができているはずなのです。
ですが、普段喋っているときは自然な呼吸が出来ているのに
緊張したり、人前に立って話すとなると
話しをしていると息が苦しくなってきてしまう方や息を吸い込んでから話しだしてしまう方がおり
自然な呼吸ができなくなってしまう方がいらっしゃるのです。
今回はそういう方に対してお話したいと思います。
自然な呼吸が出来ななくなってしまう原因
話す前に息を吸い込んでしまうというのも、
普段慣れていない場面やしっかり話さなきゃというような緊張から
「よし話すぞ!(息を吸う)」と息を吸ってしまうのではないでしょうか。
話していているとどんどん息が苦しくなるというのも
のどで息を切ってしまう癖がある方やのどを閉めてしまう癖がある方は
使った分の息を肺に戻すことができないので
息がどんどん無くなっていき、苦しくなってしまうのだと思います。
おすすめの呼吸法とは?
そういう方は「普段している自然な呼吸」で話せばいいのです。
普段話していて、息を吸うタイミングなんて考えながら話していないですよね??
そして、友達と話しをしている時は、息が苦しくなることもないと思います。
普段自然な呼吸で話をしている時は
元々私たちの肺の中に入っている息を使って声を発し、
使った分だけの息が自然に肺に戻ってきている状態になります。
そして、この時「のどは空きっぱなしの状態」になっており
喉が常に空いていれば、息を送り出す力をパッと緩めた時に
使った分だけの息が自然に肺に戻ってくるはずです。
ですが、呼吸だけを見直しても
正しい呼吸で声を発せられなければ意味がありません。
まずは、下の行動を息だけで1分間程度やり続けられるかを確かめてみて下さい。
「はっはっはっはっはっはっは・・・はっはっ(息だけ)」
その動作が出来る様になったら声を乗せるようにしましょう。
「はっはっはっはっはっはっは・・・はっはっ(声を乗せる)」
音程はバラバラでもいいですし、ご自身がやりやすい音程を見つけて行ってみて下さい。
ポイントは、あまり大きい声ではなく軽い感じでいいです。
強く発声してしまうとのどに力がはいいてしまったりしてしまうので、
のどを閉めてしまう可能性があります。
大事なことは息だけではなく「声にする」という事です。
もし、これが永遠にやり続けられるのであれば、息が自然に戻ってきて
話していても息が苦しくならない、息がなくならない循環呼吸ができている証拠です。
実は、「息を吸わない状態から息を吐き、吐き切った後に自然に息が戻ってくる」という
この動作ができない方も多くいるのです。
息を「ふーーー」と吐くことができない方もいるのです。
重要な事は、胸式呼吸でも腹式呼吸でもどんな呼吸でも
“息を吸い込みすぎない”という事なのです。
今回「発声における呼吸シリーズ」で1番皆さんに伝えたかったことは、
「お腹を膨らませてする腹式呼吸ができるようになったけれど
その呼吸法を発声や歌に生かすことができていない、使えていない」という様に
お腹を膨らませてする腹式呼吸が出来るようになるという事が
皆さんの目標になってしまっていないかを確認して頂きたいのです。
その練習をする目的がしっかりしているのであればいいのですが
“ただただ練習をしている”“言われたからやっている”という事であれば
今すぐにその練習を辞めて、ご自身の問題にあった改善策を探し
練習したほうがいいと思います。
元々私たちが持っている息を使って使った分だけ戻すという
普段喋っている時と同じ自然な呼吸で話せているのであれば、
常にのどが開いている状態で話すことが出来ているので、
呼吸を見直すという事は特に必要ないと思うのです。
普段している効率のいい呼吸法で、
声は発声できますし、話し続けられるという事が出来るのです。
もちろん、腹式呼吸が絶対にダメだと言っているわけではありません。
「呼吸が発声に影響している」という例ももちろんあります。
しかし、「滑舌が悪い」「声が通らない」などの声の悩みの
直接の原因が“呼吸にあるのか”を
今一度考えてから呼吸の練習を取り組んでいただければと思います。
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