ボイストレーニングの方法や、滑舌・話し方に関するお役立ち情報をお届けします

上手く発音できない原因は、
『単語ではなく言葉の繋がりが原因』の事もあります。


以前、私の生徒さんで“ら行”が苦手な方がいました。
「りれらろる」と発声すると綺麗に言える様になったのに
「経歴羅列」この単語がうまく発音できなかったのです。


みなさんなら、
上手く発音出来なかった場合どんな練習を試しますか？


1番最初に思い浮かぶことは、
「けーれきられつ」とゆっくり言う方法だと思います。

次に思い浮かぶ方法は「経歴」「羅列」と単語を分けて言い
最後はくっつけて「経歴羅列」と練習する方法だと思います。

私もこの二つをまずは試してみました。
ですが、その方はこの方法でもうまく発音する事ができませんでした。



では、その方は何が原因で上手く発音できないのか。

「けいれきられつ」の
「き」「ら」の言葉の繋がりが原因だったのです！


まずは、「経歴」「羅列」と単語を分けて
綺麗に発音できるかを確認してみてください。

そして、「経歴羅列」と単語を繋げると上手く言えないという方は

「けいれきられつ」赤文字の部分だけをまずはゆっくり言ってみましょう。
次に、「けいれきられつ」赤文字の部分だけ言ってみましょう。

そして、最後は単語を繋げて「けいれきられつ」と言ってみましょう。




今回この方は、「き」と「ら」の言葉の繋がりを綺麗に言える様にしてから
練習をしたらうまく発音する事が出来るようになりました。



まずは、ご自身がうまく発音出来ない原因を見つけてみましょう。

大半の方が上手く発音ができない理由は、
“「経歴羅列」という単語自体が言いにくいから”と思っている方が多いですが
単語ではなく、
『言葉同士の繋がりや言葉の前後が原因の可能性もある』という事です。


今回は「ら行」の言葉を例に挙げてお話をしましたが、
「ら行」に限った話ではなく全ての子音や単語の時も同じことが言えます。

もし身近で上手く発音ができない言葉や単語がありましたら
言葉同士の繋がりや言葉の前後を確認してみてください。


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