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【動画】歌詞で変わる?! 同じ音でも高音が出ない理由~母音の矯正レッスン~

2020/08/01
ただ高い声出すだせなら割とでるんだけど、歌になると高音がすごく出しづらい。
そんな方も多いのではないでしょうか。

例えば曲の伸ばしが「う」で出し辛い、とか1番のサビは楽に歌えるのに2番の歌詞だと上手く歌えない、
といったような特定の歌詞、さらに細かく言うと
特定の母音では歌いづらくなる
とういうようなことは実際にとてもよくあることなのです。


これは母音によって得意不得意があるからでてくるものです。

苦手な母音も得意な母音も人それぞれですが、地声の高音などでは特に
「う」や「い」は出し辛いという方が多い傾向にあります。


自分がどれが苦手か得意かわからないという方はまず
同じ音域、同じ音程で全ての母音の発声してみて下さい。
同じ音なのに「あ」なら出るけど、「う」だと出し辛いとか、
「え」なら出しやすいのに「い」だと響きが固く喉が苦しいとか、
そういった事で得意不得意を見つけていく事ができます。

勿論中には「あ」が出し辛い人もいるので、
自分であまり気にした事がない方はまずセルフチェックしてみて下さい。


さて、得意不得意はわかったけどどうしていったらこの差を埋めていけるのかですが、

練習法としては同じ音でまず得意な母音を出して、その直後に苦手な母音を出す。
という具合に交互に出していきましょう。

そうした時に得意な母音と苦手な母音の口の表面の形、口の中の形をよく観察してみて下さい。
なぜ出しやすいのか、何故出しにくいのかを考えてみれるともっといいですね。


そして次に苦手な母音の口の形を得意な母音の方に段々と寄せていきます。

例えば「あ」の母音で出しやすく、「う」で出し辛いのだとしたら
「あ」の口の中の開き具合をそのまま、「う」の発音をしてみる等です。

この時に、例えば「あ」であれば口の中の空間が広く保てていて
舌もあまり盛り上がっていない状態だけど、

「う」の時は口がすぼんで、空間が狭くなってるし、
やや舌が盛り上がってきてるな。
等のように、それぞれの母音の特徴も意識するようにしてみてください。 


そして、苦手な母音を得意な母音に寄せていきながら、また同じ音で交互に発声していきましょう。



少しずつ苦手な母音の出しづらさがなくなるよう口の中の形舌の位置唇の形口の開け具合
を調整していき
得意な母音と苦手な母音の差がなくなってきたら、
次に苦手な母音だけを使って発声してみて下さい。



響きの硬さが取れて良くなったり、苦しくなくなったりというのを実感できると思います。
母音をスムーズに使いこなせる事はとても大切なので
是非ボイトレに取り入れてみてください。


実際の母音の響きなどは動画をチェックしてみて下さい。
動画はこちらからチェック↓↓
ADDRESS
東京都港区港南2-2-13 清水ビル3F
ACCESS

品川駅港南口 徒歩1分
【品川駅】JR在来線改札を出て、
東西自由通路を港南口に進みます。

通路を通り抜けるとエスカレータがあり、
そこから降りると駅前広場に着きます。

その先正面に見える【吉野家】【やきとり鳥一】の
右脇にある道に入ります。

20mほど進むと、左側にある一階に丼ぶり屋【幸丼】が
入っている清水ビルの3階です。