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VOICE TRAINING INFORMATION― ボイトレ情報 ―

【動画】ミックスボイスは本当に必須?~高音での役割を再検討~

2020/05/13
最近もネットのボイトレ関連の情報を見ていると、
高音を出したいならミックスボイスは必須であり
絶対にマスターすべき、
であったり
地声で高音を作るのは不可能である。
と書いてある事すらあります。


はたして本当にそうなのでしょうか。


界隈ではよくミックスボイスとは、地声と裏声の中間の出し方である
と言われています。

それも地声では高音が出ない人に、このやり方でやれば簡単に高音が出せるようになる
というようなふれこみで教えている事が多いのです。

この場合は地声のように芯のある声ではなく、
少し裏声が混ざったような出し方の事なのでしょうが
そもそもどんな出し方であれ簡単に出せる事はありません
 


そして地声の高音は、トレーニングをすれば必ず伸びていきます。  
習得まで時間がかかる方も多いですが、声帯の構造上必ず伸びていきます。


トレーニングしていって地声の高音を伸ばしていくうちに
結果的に声帯の動きが
ミックスボイスに近い状態になっている事も
あるかもしれませんが、
音色的には地声とほぼ変わらない状態で出せるようになります。


そもそもそうしてトレーニングを積んで出せるようになった高音域が
はたして地声なのかミックスボイスなのか
これを議論する必要はあるのでしょうか。

そもそもミックスボイスという言葉は
とても曖昧な使われ方をし続けています。
声帯がこういう状態で発音され、この音色の時にミックスボイスである
というような明確な定義がないからです。

なので強い地声の様な高音をそう呼ぶ人もいれば
裏声と息が多く混ざった弱い音色をそう呼ぶ人もいるのです。


だからこそ色々な記事を読み合わせていくと
ミックスボイスは
何にでも応用出来る最強ボイス
のような印象を持たれがちなのだと思います。


話が少し反れてしまいましたが

出したい声を出せるようなったのなら
それがミックスボイスなのか、地声なのかを議論する必要はないだろうということです。


そして地声の音色のまま高音域を出すというのは
トレーニング次第では
もちろん可能なんだということも知っておいて頂きたい事です。


地声の高音は難しそうだからミックスボイスをやろうではなく、
地道に地声の高音域を出せるようにするためのボイストレーニングをひたすら続ける事によって、
高音は徐々に伸びていきます。

地味なボイストレーニングの先に目標達成があります

他の出し方で、と近道をしようとすると
返って余計に遠回りになる事もあります
ので
トレーナーとしっかり相談をして
一緒に頑張っていきましょう。





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ADDRESS
東京都港区港南2-2-13 清水ビル3F
ACCESS

品川駅港南口 徒歩1分
【品川駅】JR在来線改札を出て、
東西自由通路を港南口に進みます。

通路を通り抜けるとエスカレータがあり、
そこから降りると駅前広場に着きます。

その先正面に見える【吉野家】【やきとり鳥一】の
右脇にある道に入ります。

20mほど進むと、左側にある一階に丼ぶり屋【幸丼】が
入っている清水ビルの3階です。