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VOICE TRAINING INFORMATION― ボイトレ情報 ―

【動画】高音が必ず伸びるボイストレーニング法㉘~上から発声編~

2020/04/25
地声の高音を伸ばしていく為の発声練習では、
もちろん地声を使ってボイストレーニングをしていきます。

でも必ずしもそのやり方のみにこだわる必要はありません。

最終的には地声の高音を出せるようにする
という目的地が同じであっても
複数のアプローチ方法があるものなのです。



その中の一つとして、
時には裏声を使ったトレーニング方法が有効な場合もあります。


それが何故かというと、
まず地声で高い音が出ているのが声帯としてどういう状態か
をイメージしてみて下さい。



声帯に厚みがあり張りがある状態でグーっと引き伸ばされています。

そして裏声の高い音の時もイメージしてみましょう。

声帯は薄く張りがあり、こちらも同様に引き伸ばされています。



イメージしていただけたでしょうか。





大切なのはこの高音発声の時に
声帯が引っ張られ、引き伸ばされている状態である
というところなのです。

この声帯を引き伸ばし高い声を出そうとする筋肉と
低い声や地声を出そうとする筋肉は別のものです。

声帯を分厚くして低い声を出すものは甲状披裂筋(声帯筋)といい
声帯を引っ張ってくれる作用を持っているのが輪状甲状筋といいます。





そもそも裏声でも高い音が出ない、
地声では尚の事高い音が出ない、
というケースではこの引き伸ばす筋肉(輪状甲状筋)が
上手く使えていないという可能性が高いのです。




それであれば地声で声帯が分厚いまま無理に引っ張ろうとするよりも
裏声で薄くなった声帯を引っ張る方が
比較的楽に効率よくトレーニング
する
事が出来ます。


なので裏声のボイストレーニングで
引き伸ばす感覚を掴んでいくことが出来れば
引き伸ばすための筋肉がより使いやすくなり
その感覚は地声の高音の時でも役立ってくれます。



このように地声での高音発声は基本的には地声の中低音域等、
下からのアプローチが多いですが
裏声を使って上からのアプローチもありなのです。



地声で高い声がなかなか出ない方は、
裏声で高音を出してから
徐々に下がってきて地声に変換する
というやり方の
トレーニングも試してみてください。




今まで下からしかトレーニングしていなかった方は
いつもと違う感覚が得られるかもしれないですね。

高い声を出すためには何か一つの筋肉を鍛えればいいという訳ではなく
いくつもある小さな筋肉達を
バランスよく鍛え使っていく事が大切になってきます。
だからこそ症状により色々なアプローチ方法があるということですね。    


細かい声質の違いやトレーニング方法等は
動画をチェックしてみて下さい。









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右脇にある道に入ります。

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入っている清水ビルの3階です。