ボイストレーニングの方法や、滑舌・話し方に関するお役立ち情報をお届けします

みんさんは自分の声を
硬い声だと思いますか？
柔らかい声だと思いますか？

ここでは
硬い声＝声門閉鎖が強く地声感も強い声
柔らかい声＝声門閉鎖が弱く息抜けの多い声

としてお話させて頂きます。

硬い声のイメージとしては応援団といえば想像しやすいでしょうか。
もちろん人によりますが男性の方が硬い声の割合が多い印象です。

柔らかい声は囁き声をイメージしてもらうと分かりやすいかなと思います。
地声より裏声が得意な女性に多い傾向です。

硬い声のメリットとしては

・地声感が強く芯がしっかりある
・トーンが明るくなりやすい
・声量を出しやすい

などいいこともありますが
硬すぎる声だと

高い声になると怒鳴る感じに聞こえてしまう。
優しいニュアンスを出すのが苦手で表現の幅が狭くなりがち。

などのデメリットもあります。
歌を歌う上でいろんな声色を使えた方がいいですよね。
今回は声が硬くてお悩みの方向けにお届けしたいと思います。


声が硬い人というのは
声に息を混ぜるのが苦手です。
そんな方は

hの子音を使って息を混ぜる練習をしてみてください。
hの子音がつく文字は
『ha・hi・hu・he・ho』


ですよね。これらのh始まりの子音は
息が声帯をすり抜けることがきっかけで発音するので
声帯閉鎖が強くなりがちな声の硬い方に
試して頂きたいです。
特に『ha』は母音が『a』なので息
を漏れ出させやすい文字となっています。

『はあー』

とため息を混ぜる感じで声を出してみましょう。
息っぽい声を出すトレーニングです。


このとき、あまり大きな声で言わないように意識してやってみてください。
声量を出してしまうとこれまでの癖で
無意識に声帯が強く閉鎖してしまうからです。


そして息を先行して声を出すことも重要です。
初めから
『は』をしっかり発音しようとせず
『hhhhaaaa』

とだんだん『は』になるようにグラデーションのような
イメージでやると上手くいきやすいと思います。


まずは『は』で息の混ぜ具合をコントロールするのがおすすめです。
『は』が出来たらほがのhの文字でもやってみてください。

息を混ぜる感覚が掴めてきたらピアノなどに合わせて
スケール練習してみましょう。


hの子音が出来たら子音をとって『あ』などにも
挑戦してみましょう。

『あ』になっても息先行で柔らかい声を維持できるように
意識することが大事です。


動画では実際にトレーニングをわかりやすくデモンストレーションしていますので
ぜひ合わせてご覧ください。

硬い声から柔らかい声まで自由自在に使いこなせると
歌声がガラッと変わります。
今まで自分が硬い声だと気づいてなかった方もいると思います。
もしかしたら声帯閉鎖が強すぎるかもしれません。

ぜひ練習してみてくださいね！


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